KDR(勝手にドラマ論)②
私のマイケル様とは
THIS IS ITの世界的スーパースター であったマイケル・ジャクソンではなく
私の中では毎年テレビで放送され、話のあらすじを知っていても永遠に再放送を
見ることができる映画?バック・トゥー・ザ・フューチャー(PART1)で主役を演じて
いるマイケル・J・フォックスでもなく(因みにとなりのトトロもそうである)
ましてや日本でもおそらくコアなファン層がいる怪優のマイケル・シャノンでもない
私にとってのマイケル様は
ザ・シールド 無用の警察バッジで主人公ヴィック・マッキー刑事を
演じたマイケル・チクリスである
”善とは?悪とは?何か、これまでの刑事ドラマの概念を変えた問題作”
骨太ドラマ ザ・シールド 無用の警察バッジとの出会いは、社会人になって
から7年目、それまで実家でパラサイト状態の私が一人暮らしを始めたアパートで
ケーブルテレビのJ:COMに加入し、AXNチャンネルで初めて遭遇。
その頃ケーブルテレビでは24、ザ・プラクティス、ザ・ホワイトハウス、
スターゲイト、エイリアスと善と悪が割とはっきり描かれているドラマが多く
放送されているなか、悪徳刑事でありながらも、仲間や家族を大事にする善人の
一面を持つ主人公であるヴィック・マッキー刑事に最初から強い衝撃を受けたと
いうわけではなく、最初はどういうドラマなのかが掴めず、だんだん見ていく内に
気が付いたらどっぷりとはまっていた感じである
はまった理由としては、もちろん秀逸な脚本、演じている役者達の演技力、
徹底したリアリティを追求した臨場感溢れる映像と共に日本語の吹き替えを
担当した今は亡き谷口節の存在が大きい
見た人にしかわからない説明になってしまうが、
主人公であるヴィック・マッキー刑事の口調は皮肉っぽい感じであり、
特に仕事中である時は以下のような感じだ
(例:イメージです)
誘拐犯人にケガをさせながら、警察署に連行してきた場面で
アセベダ所長(マッキーの上司)
「もっと無傷で連れてこれなかったのか、マッキー(怒)」
ヴィック・マッキー刑事
「抵抗するからですよ、撃った方が良かったですか?(二ヤリ)」
といったやりとりがたくさん出てきており、特に”~だな”とシニカルな感じで
語尾強めに”な”を発音した谷口節の声とマイケル・チクリスのうすら笑いの
表情がマッチしたときは、もう言葉で言い表すことができないくらいカッコイイ
全7シーズン放映され、最後には、ええ!!!そんな形で終わるの?としばらくは
ロスを引きずる日々を過ごしたが、現在でも私の中ではNO.1のドラマだ
ありがとう私のマイケル様